関節リウマチの薬物療法

関節リウマチの治療法≪薬物療法≫
関節リウマチの治療法として以前は痛みを抑える治療法でしたが、治療法の進歩により進行を抑える治療法へお変わって来ています。
関節リウマチの治療法の中心は薬物療法で、関節の炎症を抑える治療法です。
現在では免疫異常についての研究も進んでおり、症状に対する治療法だけではなく、免疫異常や炎症を直接抑える積極的な薬物療法が行われるようになって来ています。
○抗リウマチ薬
炎症の原因である免疫異常を改善して病気の進行を抑える為の薬で、免疫調整剤、免疫抑制剤があります。
＜免疫調整剤＞
免疫系に作用するものと滑膜の増殖の抑制に作用するものがあり、免疫異常を改善する為の薬です。
効果が現れるのが飲み始めてから2～3カ月と遅く、効果にも個人差がありますので、効果が無ければ他の免疫調整剤に変えたりします。
＜免疫抑制剤＞
免疫抑制剤は免疫の働き全体を抑える薬で、白血球やリンパ球が新しく作られないようにします。
自己免疫の悪化をふさぐのに有効ですが副作用が出やすいので使用には注意が必要です。
○抗炎症剤
炎症を抑えて関節の痛みを和らげる薬で、非ステロイド系抗炎症剤、ステロイド系抗炎症剤
があります。
＜非ステロイド系抗炎症剤＞
炎症や痛みを抑える薬で、炎症や痛みのもとになるプロスタグランジンが作られないようにします。
副作用として胃腸障害があり、長期間服用することが多くなりますので、副作用の胃腸障害を防ぐために胃腸薬を併用することもあります。
＜ステロイド系抗炎症剤＞
ステロイド系抗炎症剤は副腎ホルモンを人工的に合成した薬で、炎症や痛みを少量で押さえる事ができるので、痛みが強く日常生活に支障をきたしている場合は効果の大きい薬です。
○生物学的製剤
生物学的製剤は最先端のバイオテクノロジーの技術によって作り出された薬で、関節破壊抑制効果に優れており、2003年から国内では開始されています。
関節リウマチの早期に生物学的製剤を使い関節破壊を防ぐ治療法が国際的にも広く利用されてます。
関節リウマチは薬物療法を中心に行いますが、壊れた関節がもとに戻る事はありません。
日常生活に支障をきたす場合は、手術の効果や状況を考え手術療法を検討して下さい。
【目次】関節リウマチ
○関節リウマチの原因関節リウマチの原因は特に特定されてませんが、人の持っている免疫機能に異常が生じることが原因とされています・・・

○関節リウマチの症状
関節リウマチの症状としては、個人差がありますが、70％の方は関節リウマチの症状が軽傷のまま経過するそうです・・・

○関節リウマチの進行状況
関節リウマチの進行状況として、始めは関節の炎症を伴う朝のこわばりから始まり、指の関節の痛みや腫れ、足関節の痛みや腫れ、発熱などです・・・

○関節リウマチの診断
関節リウマチの症状は様々で、特に発病初期では個人差が大きく、同じ様な症状を示す病気もたくさんあり、関節リウマチの診断は難しいのです・・・

○関節リウマチの検査
関節リウマチの検査は、診断の為に様々行われますが、一回の検査で診断が下せずに経過を見ながら複数回検査が行われる事もあります・・・

○関節リウマチの治療法≪薬物療法≫
関節リウマチの治療法として以前は痛みを抑える治療法でしたが、治療法の進歩により進行を抑える治療法へお変わって来ています・・・

○関節リウマチの治療法≪手術療法≫
関節リウマチの手術療法は、破壊された関節の痛みや機能を改善し日常の生活の質を向上させる事を目的としており、関節の動きを良くしたり・・・

○関節リウマチの治療法≪リハビリ≫
関節リウマチの治療法としては、薬物療法、手術療法、リハビリが上げられます。